代表の山田です。

メテオスでは不定期に隕石マルシェOnlineという、ライブ販売イベントを開催しています。

そのイベントでは約100個の隕石をお客さんとのコメントを楽しみながら販売おります。

1つひとつその隕石の特徴や個性、色カタチなどをトークしているので、100個紹介するのに3時間くらいかかる事もあります。

今回は、月に1回あるかないかの特別なライブ販売について、その裏側をご紹介します。

まず、その準備に3日間かかります。

発送を除く、出品や商品製作などの通常業務を全てストップさせてイベントの準備をするのです。

当店はオンラインストアが主な販売先ですので、出品をしない＝売上が下がる傾向にあります。

それでも準備に3日間も時間をかける理由があるのです。その1つが「お客さんに日頃の感謝の気持ちを伝えたい」という感情です。

普通、ネットショッピングには店主（売る人）とのコミュニケーションはほぼありません。Amazonで買い物する時、店員さんとお話しすることは無いでしょう。

しかし、一般的にお店でのお買い物の場合、店員さんがいて、気になる事があれば聞くし、レジでお会計する時には「ありがとう」が飛び交うのが普通です。

その「当たり前の、ありがとう」がネットショッピングにはありません。

もちろん「文字の、ありがとう」はあります。残念ながらそれはシステムによるもので、直接私たちが購入者に投げかける言葉ではありません。

同じお買い物をしているのにとても不思議です。

そんな事から私たちは、お客さんに直接ありがとうを言える環境を作ろうと思いました。その一つが展示会で、もう一つがライブ販売です。

メテオスのライブ販売には担当者が付きます。そのライブで誰が隕石を紹介するかです。

私の時もあれば、スタッフの時もあります。

ちなみに、2月23日（金）20:30から、茂木くん&まなちゃんが担当する隕石マルシェOnlineがあるのですが、準備期間3日というのは彼らが今やっている事です。

隕石のセレクトから始まり、出品はもちろんのこと、可愛いプライスカードを全て手書きで作っています。

冷たい言い方かもしれませんが、ぶっちゃけ、そのプライスカードは必要ありません。ただ値段だけ伝えればライブ販売は成り立ちます。

しかし彼女らは、そのカードを2日間かけて100枚以上書くのです。

ちなみに、私は一切そのような指示をしていません。ではなぜそのような事をするのか？恐らく、「お客さんが見やすいため」なんだと思います。

3時間（180分）で100個の隕石を紹介するので、1個あたりの平均紹介時間は約1分半です。

たった1分半の為に、1分半以上かけて丁寧に準備しています。

意味のない作業だと思う方もいるでしょう。しかし私は何よりも大切な事だと断言できます。

隕石屋として最高の隕石をお客さんにご提供するのは「当たり前のこと」です。当たり前のことだけをしていては、当たり前の結果しか生まれません。

当たり前ではない、見えない心遣いをする事で「感動」が生まれるのだと信じています。

彼女が作る、隕石1つひとつのプライスカードには、見やすさの他に彼女らの感謝の気持ちが入っております。

もし、2月23日（金）20:30から開催する、茂木くん&まなちゃんの隕石マルシェOnlineを見ていただけるのであれば、そのカードを見ていただきたいです。

私たちが本当に良い！！！と思った隕石には「オススメ！」が書いてあるので、それを狙ってみるのもライブ販売の醍醐味ですね。

ライブ中にご注文いただけると、私たちは直接「ありがとうございます！」を言えるので、もしよろしければ私たちに感謝の言葉を言わせてください。

「当たり前」の反対語は、「有難う（ありがとう）」です。